縦型洗濯機の柔軟剤の投入口を覗いたら、白っぽいものがこびりついてベタベタしていた。そんな経験はありませんか。放っておくと見た目が悪いだけでなく、柔軟剤が流れずにケースへ水がたまる、黒カビが出る、といった不具合につながります。この記事では、長野・松本で洗濯機の分解洗浄を行う「洗濯機分解ドットコム」が、メーカーが公開しているお手入れ方法をもとに、ベタつきの原因と掃除の手順、それでも直らないときに何が起きているのかを整理します。
目次
投入口がベタつくのは、洗剤や柔軟剤が残って固まるから
柔軟剤や液体洗剤は、投入口に入れたぶんがすべて洗濯槽へ流れていくとは限りません。少しずつケースの内側に残り、乾いて固まっていきます。これがベタつきの正体です。
パナソニックはタテ型洗濯機の洗剤投入口について、汚れを放置するとカビの原因になると案内しています。あわせて、汚れがこびりつくと洗剤や柔軟剤が流れにくくなったり、洗剤ケースに水がたまる原因になる、とも説明しています。日立も同様に、洗剤ケースの汚れを放置していると洗剤や柔軟剤が流れにくくなったり、黒カビの原因となる、としています。
つまりベタつきは、それ自体が問題というより「流れが悪くなる」「カビが出る」の入り口です。気づいた時点で落としておくのがいちばん手間がかかりません。なお、洗剤や柔軟剤を多く入れすぎると残りやすくなります。適量の考え方は洗剤・柔軟剤の入れすぎは逆効果で解説しています。
基本は「取り外して水洗い」──メーカーが案内する手順
パナソニックは、洗剤投入口(手動投入口または洗剤ケース)は汚れたら取り外して水洗いをするよう案内しています。日立も、洗剤ケースに洗剤や柔軟剤が付着していたり汚れていたら水で洗い流すよう案内しています。
手順に入る前にひとつ確認してください。機種によって洗剤ケースの形状が異なります。日立もその旨を明記し、詳しいお手入れ方法は取扱説明書をご覧くださいと案内しています。「この部品はこう外す」とネットの情報を鵜呑みにせず、お使いの機種の説明書を先に確認してください。無理に引っ張ると破損につながります。
そのうえで、日立が示している手順は次のような流れです。なお日立のこの案内は、ドラム式の機種を例に示されたものです。取り外して水洗いするという流れ自体は、パナソニックがタテ型について案内している内容とも重なりますが、部品の形や外し方は機種ごとに異なります。
▶ ① 洗剤ケースを取り出し、キャップを外す
▶ ② ケースとキャップを水洗いする
汚れがひどいときは、お湯(約40℃)に約10分浸してから、歯ブラシなどで掃除するとされています。
▶ ③ 水気をふき取り、キャップを取り付ける
▶ ④ 手動投入部の周辺が汚れていたら湿った布でふき取る
日立は洗剤ケースのお手入れの注意として、プラスチック部やドアの金属部に漂白剤・液体洗剤・柔軟剤が付着したままにすると、さびや破損の原因になると書いています(こちらもドラム式の機種を例にした案内で、縦型に「ドア」はありません)。縦型をお使いの場合も、洗剤や柔軟剤をこぼしたら拭き取り、洗ったあとの水気はしっかり取っておいてください。
本体側については、パナソニックが絞ったタオルなどでふき取るよう案内しています。
ケースに水がたまる・柔軟剤が流れないときの確認
「掃除したのにケースに水が残る」「柔軟剤が減っていない」というときは、ベタつき以外の原因も考えられます。日立は、洗剤や柔軟剤のケースに大量の水が残る場合の確認として、次の4点を挙げています。
▶ キャップを確認する
キャップがしっかり取り付けられていないと、洗剤や柔軟剤が洗濯槽に流し込みにくくなり、水が残ることがあるとされています。いったん外して奥までしっかり付け直します。なお日立は、キャップの形状も機種により異なるとしています。
▶ ケースをお手入れする
ケースに固まった洗剤や柔軟剤があると流れが悪くなります。この場合は柔軟剤ケースとキャップを水洗いし、汚れがひどいときはお湯(約40℃)に5分浸してから歯ブラシなどで掃除する、と案内されています。
▶ 給水口をお手入れする
給水口にあるフィルターにゴミが詰まっていると水の勢いが弱くなり、流れが悪くなってケースに水が残る、とされています。ケース側だけ見ていても解決しない場合があるのはこのためです。
▶ 洗濯機が水平に設置されているか確認する
本体が傾いているとケースに水が残る場合があります。水準器で気泡が円の中に入っているかを確認します。引っ越しや模様替えのあとに症状が出たなら、ここを疑う価値があります。
それでも改善しないときは、日立はお買い上げの販売店または修理相談窓口へ点検を相談するよう案内しています。
掃除しても臭いが取れないのは、汚れが奥へ移っているから
投入口をきれいにしても、洗濯物の生乾き臭が残る。そうしたご相談は少なくありません。投入口から流れ落ちた洗剤や柔軟剤の残りは、そこで止まらず洗濯槽の裏側やパルセーターの下にたまっていくからです。目に見える範囲を掃除しても、見えない側は手つかずのまま残ります。
ここには、ご家庭でのお手入れの限界があります。パナソニックも、洗剤投入口の本体側について「手が届かないところはお手入れできません。汚れが気になる場合は、点検・修理をご依頼ください」とはっきり書いています。市販の洗濯槽クリーナーは水が回る範囲にしか届かないため、こびりついた汚れをすべて落とすことは難しいのが実情です。クリーナーの種類ごとの得意・不得意は洗濯槽クリーナーの塩素系と酸素系の違いにまとめています。
洗濯機分解ドットコムでは、洗濯機を完全分解して槽の裏側やパルセーターの下まで物理的に洗浄します。パルセーターの下にどんな汚れがたまるのかは縦型洗濯機のパルセーター下に溜まる汚れで写真を交えて解説しています。作業の前後は写真でご報告しますので、どこがどれだけ汚れていたかをご自身の目で確認いただけます。
分解洗浄をお受けできるのは製造から8年以内が目安です。年数が経った機種は部品が劣化していて、分解時に破損するリスクがあるためです。年式が不明な場合もご相談ください。
長野・松本の洗濯機分解洗浄はお任せください
投入口のベタつきは、こまめに取り外して洗えばご家庭で維持できます。まずはお使いの機種の取扱説明書を確認しながら、ケースとキャップを水洗いしてみてください。それでも臭いや流れの悪さが残るなら、汚れは投入口の奥に移っています。
洗濯機分解ドットコムは、松本市・長野市をはじめ長野県内へ出張し、縦型・ドラム式の分解洗浄を承っています。清掃業界26年の運営責任者・工藤博史が、年中無休・お見積り無料でご相談をお受けします(即日の対応は松本市内・近郊が対象です)。縦型洗濯機の分解洗浄については縦型洗濯機 分解洗浄のページもあわせてご覧ください。
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