縦型洗濯機の糸くずフィルター掃除|頻度と破れ・目詰まり、交換の目安

縦型洗濯機の糸くずフィルター掃除|頻度と破れ・目詰まり、交換の目安

縦型洗濯機の糸くずフィルター(「ゴミ取りネット」「くず取りネット」とも呼ばれます)は、洗濯のたびに掃除するのが基本です。日立・東芝は洗濯後の毎回のお手入れを案内し、アクアも縦型は洗濯するたびが理想としています。ネットに穴があいた、洗っても汚れが落ちない、運転中に外れやすいといった状態は交換を考えるサインで、交換品は機種に合う消耗品を販売店やメーカーの部品窓口で選びます。この記事では、長野・松本で洗濯機の分解洗浄を行う洗濯機分解ドットコムが、掃除の頻度と手順の注意点、破れ・目詰まりの見分け方、交換品の選び方、そしてフィルターを替えても糸くずや黒いカスが付くときに疑う場所を、メーカー各社の案内に沿って整理します。

縦型の糸くずフィルターとは|ドラム式とは付いている場所が違う

糸くずフィルターは、洗濯中に出る細かい糸くずや髪の毛、ホコリを受け止める部品です。アクアは一般的な情報として、その役割を衣類への付着を防ぐことと、洗濯機や排水口にゴミが詰まるのを防ぐことだと説明しています。

縦型の場合、このフィルターは洗濯槽の中に取り付けられています。日立はフィルターを外したあとの「洗濯・脱水槽の穴」に硬貨やヘアピンを落とさないよう注意を促しており、シャープは取り付けの手順を「糸くずフィルター下部の軸を本体(洗濯槽)の穴に差し込み」と説明しています。付いている位置や形は機種によって違うので、見当たらないときは取扱説明書のお手入れのページで確認してください。

ネット型とケース型の2種類がある

形は大きく分けて2つあります。アクアは「ネット型」と「プラスチック型」(この記事でいうケース型)に分けて、ネット型は目につきやすく掃除を忘れにくい一方で耐久性が低く容量が少ない、プラスチック型は耐久性が高く容量も多いが目立ちにくくお手入れを忘れがち、と特徴を説明しています。

実際の機種でも形はさまざまです。シャープのタテ型のお手入れ手順は「糸くずフィルターのネットを裏返して糸くずを取り除く」というネット型の作業です。一方、東芝が例に挙げているAW-12VP4/10VP4(タテ型の洗濯乾燥機)は、フィルターケースとフィルターケースカバーを分けて糸くずを取るケース型です。日立が例に挙げているBW-DX120B(タテ型)も、フィルターふたを引き抜いてケースの中の糸くずを取り除く形になっています。

なお、ドラム式の「糸くずフィルター」は洗濯槽の中ではなく排水側に付くフィルターで、縦型とは同じ名前でも付いている場所も扱い方も違います。ドラム式の方はドラム式の糸くずフィルターと排水フィルターの違いで詳しく解説しています。この記事は、ここから先すべて縦型の話です。

掃除の頻度|縦型は「洗濯のたび」が基本

縦型の糸くずフィルターの掃除頻度について、メーカーの案内を並べると次のようになります。

  • 日立(タテ型の糸くずフィルターのお手入れ):洗濯や洗濯〜乾燥運転のあと、「毎回お手入れをしてください。」
  • 東芝(糸くずフィルターの掃除のしかた・タテ型の機種を例示):「洗濯後毎回行ってください。」
  • アクア(糸くずフィルター掃除の解説記事):「縦型洗濯機の場合は洗濯するたびに」が理想
  • シャープ(全自動洗濯機/タテ型洗濯乾燥機の糸くずフィルターQ&A):糸くずフィルターを長く使うためのワンポイントとして、お洗濯の後はお手入れして糸くずやゴミを取り除くよう案内

アクアは、毎回行うのが面倒な場合や洗濯機の使用頻度が少ない場合は、エラーの表示が出たときやゴミがある程度まで溜まったときなど、目安を決めて定期的に行うとよいとも書いています。また日立・シャープ・東芝はいずれも、お手入れの方法や形状は機種によって異なるので取扱説明書で確認するよう添えています。取扱説明書に頻度が書かれていれば、それに従うのが確実です。どの案内に従う場合でも、糸くずをためたまま何回も洗濯を続けないことが大切です。

毎回がすすめられる理由は、詰まったときの影響にあります。日立は目詰まりすると「洗濯物への糸くず付着の原因になる」と説明しています。アクアも、フィルターにゴミが溜まっていると洗濯物に汚れが付着したり、洗濯機や排水口にゴミが詰まったりするおそれがあるとしています。洗い上がりの服に糸くずが目立ち始めたら、まずフィルターを見てください。

ドラム式では、日立が「洗濯後、毎回」とする一方で、アクアの解説記事は「週に1回が理想」とするなど、案内が分かれます。縦型は、この記事で確認した日立・東芝・アクアが洗濯のたび、シャープもタテ型向けQ&Aではお洗濯の後と、洗濯のたびの掃除に寄っているのが特徴です。

糸くずフィルターの掃除方法と、やってはいけないこと

外し方や取り付け方は機種によって違います。ここでは各社の手順に共通する流れと注意点をまとめますが、実際の作業は必ずお使いの機種の取扱説明書に沿って行ってください。手を動かす前に、この節の最後にある「掃除のときにやってはいけないこと」にも目を通してください。アクアも、外し方がわからないときは無理に外そうとせず取扱説明書を確認するよう書いています。

基本の流れ

▶ 外す
日立・東芝が例に挙げているタテ型の機種も、シャープのタテ型向けの手順も、いずれもつめやつまみを押し下げてから、手前に倒す・引くなどして外す手順です。シャープは、つまみの先端をつまんだり、手前に引きながら押したりすると上部の軸がはずれないことがあるとしています。

▶ 糸くずを取り除く
ネット型はネットを裏返して、ケース型はふたやカバーを外して、中にたまった糸くずを取ります。アクアは、洗濯直後で濡れているときより、乾いているときのほうがゴミが固まって取りやすいとしています。シャープは、取りにくいときは流水をかけながらやさしく取り除くよう案内しています。東芝は、ケース内で糸くずが固まってカバーが外しにくいときは、ケースをぬらして糸くずをやわらかくすると外しやすいとしています。

▶ 水洗いする
日立は糸くずを取り除いたあとに水洗いし、目詰まりがひどいときは歯ブラシなどで洗うよう案内しています。アクアは一般的な方法として、水につけて歯ブラシでこすったあと、漂白剤を入れた水に30分程度つけ置きする手順も紹介しています。ただしアクア自身が、この記事の内容はすべてのメーカー・製品に当てはまるものではないと断っていますので、つけ置きをする前に取扱説明書で可否を確認してください。

▶ 取り付ける
日立は「カチッ」と音がするまで押すよう、東芝もカチッと音がするまで押し付けるよう案内しています。シャープの手順では、フィルターの「上 UP」と「下 DOWN」の表示を確認して向きを合わせて取り付けます。

掃除のときにやってはいけないこと

フィルターを外したまま洗濯しない:日立は「糸くずフィルターを外した状態で洗濯をしないでください。洗濯物を傷める場合があります。」としています。東芝も「確実にはまっていないと洗濯中にはずれて、衣類を痛めることがあります。」と注意しています。

フィルターを外した穴に物を落とさない:日立は、外したあとの洗濯・脱水槽の穴に硬貨やヘアピンなどを落とさないよう注意を促しています。

ネットの裏側を強くこすらない・引っ張らない:シャープは「糸くずを取り除く際に糸くずフィルターの裏側を強くこすったり、引っ張ったりすると破損の原因になります。」としています。

上下を逆に付けない・合わない部品を付けない:シャープは、上下を逆に取り付けたり、機種に対応しない糸くずフィルターを取り付けたりすると取りはずしが非常に困難になり、どうしても外せないときは修理が必要になると案内しています。

破れ・目詰まり・外れやすい|交換を考える5つのサイン

糸くずフィルターは、日立もシャープも「消耗品」と位置づけています。こまめに掃除していても、使っているうちに傷んでいきます。

ネットが破れる理由

シャープは、フィルターの繊維が洗濯中の衣類の突起(ボタン、ファスナー、装飾品)などとの摩擦で摩耗すると説明しています。そのうえで「糸くずフィルターに糸くずやゴミをためたままご使用を続けたり、ボタンやファスナーのついた衣類をそのまま洗濯すると糸くずフィルターが傷みやすくなり、短期間のご使用でも破損の恐れがあります。」と注意しています。長持ちさせるコツとして同社が挙げているのは、突起の付いた衣類やボタン・ファスナーを洗濯前に閉じて裏返すこと、洗濯ネットを使うことです。

つまり、掃除をさぼることは、洗い上がりだけでなくフィルター自体の寿命も縮めます。洗濯のたびの掃除は、交換の回数を減らすことにもつながります。

交換を考えるサイン

アクアが挙げている交換の目安と、日立の案内を合わせると、次のような状態が交換のサインです。

  • ネットに穴があいている・生地が薄くなっている(アクア:ネット型)
  • 洗っても汚れが落ちない・黒ずみ(カビ)が付いている(アクア:ネット型)
  • 網目が破れかけている(アクア:プラスチック型)
  • 締まりが悪くなっている(アクア:プラスチック型)
  • 洗濯するたびに外れる(アクア:ネット型)。日立も「糸くずフィルターが破損して外れやすくなっている場合は、故障や洗濯物の損傷の原因となります。」として、新しいものへの取り替えを案内しています

アクアは、これらが一つでも当てはまるなら交換するよう書き、そのまま使うと洗濯物に汚れが付着したり、洗濯機や排水口にゴミが詰まったりするだけでなく、故障につながるおそれもあるとしています。

取り付けもフィルターも問題ないのに外れるときは本体側を疑う:日立は、正しく取り付けできているか、つめの部分などが破損していないかを確認しても外れる場合は、本体差し込み口の破損などの可能性があるとして、販売店または修理相談窓口に点検を相談するよう案内しています。この場合は、フィルターだけの問題ではない可能性があります。

交換用の糸くずフィルターの選び方と買い方

糸くずフィルターは機種によって形も寸法も違います。シャープは、洗濯機のタイプや機種によって糸くずフィルターの寸法(長さ)が異なると説明し、適合機種に記載がない糸くずフィルターは使えないと注意しています。見た目が似ているからといって、合わないものを付けると先ほどの「取りはずしが非常に困難」につながります。

▶ 部品番号を調べる
日立は、お使いの機種の取扱説明書の「別売り部品」で部品番号を確認するよう案内しています。シャープは「別売オプション品」のページで、使用中の洗濯機に対応した糸くずフィルターを確認できるようにしています。本体に貼られた型番(形名)を控えておくと、どちらの調べ方でも迷いません。

▶ どこで買うか
日立は、同社製品を扱う量販店か、インターネットショップ「パーツショップ」で購入できるとしています。シャープは、お買い上げの販売店かシャープ製品取扱店などで購入するよう案内し、別売オプション品の一部は同社のオンラインストア「COCORO STORE」でも購入できるとしています。

▶ 保証期間内でも有料になることがある
シャープは、糸くずフィルターは消耗品のため、洗濯機本体が保証期間内でも有料になると明記しています。価格は部品や購入先によって違うため、購入の前に確認してください。

交換品を選ぶときは、見た目が似ているものや通販サイトの対応機種の表示だけで決めず、取扱説明書やメーカーの適合表で部品番号を確かめてから買うのが確実です。

フィルターを替えても糸くず・黒いカスが付くときは

フィルターをきれいにした、あるいは新品に替えたのに、洗い上がりに糸くずや黒いカスが付き続けることがあります。原因はフィルターだけとは限りません。

白っぽい糸くずなら、洗い方も見直す

日立は「洗濯物につく糸くずが気になります。」というページで、原因として「洗濯物の繊維やほこり」「洗濯の水の量が少ない」「糸くずフィルターの目詰まりや破損」「洗濯槽の汚れ」の4つを挙げています。黒や濃紺などの濃い色の衣類は繊維が白く目立ちやすく、タオルなどの綿製品は細かい繊維くずが出やすいとも説明しています。

そのうえで同社が挙げている対処は、次のようなものです。

  • 洗濯の前に糸くずやほこりを軽くはたき落とす・ポケットの中のほこりや紙くずを取り除く
  • タオル・バスタオル・フリースなど糸くずの出やすいものは分けて洗う
  • 洗濯ネットを使う(濃い色の衣類には目の細かいネット)
  • 水量(水位)を多めに設定する(タテ型のみ)
  • すすぎ回数を増やす、または「注水すすぎ」を設定する

お金をかけずに試せることばかりなので、まずはこちらから見直してください。日立は、これらをすべて確認しても改善しない場合は、販売店または修理相談窓口に点検を相談するよう案内しています。

黒いカスが出るなら、フィルターの奥を疑う

日立は同じページで、洗濯・脱水槽の内部に糸くずなどの固まりがたい積していることがあるとして槽洗浄をすすめ、糸くずフィルターのお手入れページでも、取り外したときに洗濯機の取り付け側に汚れがある場合は槽洗浄を行うよう書いています。フィルターは洗濯中の水の中から糸くずをこし取る部品で、洗濯槽の裏側(外槽との間)や底のパルセーターの下にこびりついた汚れそのものを取り除くものではありません。黒いカスがワカメのように浮いてくる場合は、洗濯機のピロピロワカメ汚れの正体と落とし方で解説している槽の裏側の汚れが疑われます。

まずは市販の洗濯槽クリーナーや、洗濯機の槽洗浄コースを試すのが順番です。ただ、クリーナーは水に溶かして流すもので、槽の裏に長年こびりついた層までは剥がしきれないことがあります(洗濯槽クリーナーの塩素系と酸素系の違い|効果の限界)。パルセーターの下も同じで、日立は「洗濯槽の下部にあるかくはん翼は、取り外しや取り付けに専用の工具が必要なため、お客様にて取り外しできません。」と案内しています(縦型洗濯機のパルセーター下に溜まる汚れ)。

洗濯機分解ドットコムの縦型洗濯機の完全分解洗浄では、洗濯槽を本体から取り外し、槽の裏側・パルセーターの下、そして糸くずフィルターよりさらに奥にある排水経路まで分解して洗います。清掃業界で26年以上の経験を持つ運営責任者・工藤博史のもと、作業前後の写真をその場でお見せしていますので、どこにどれだけ汚れがたまっていたかを実際に確かめていただけます。実際の汚れ方はビフォアフター事例でもご覧いただけます。

料金は縦型19,800円〜(税込)で、日立製は3,000円〜5,000円の追加料金がかかります。対応の目安は製造から8年以内です(8年を超える機種も、状態によっては対応できる場合がありますので事前にご相談ください)。出張費は長野県内の主要エリアでは基本料金に含まれますが、木曽地方・北アルプス周辺など一部の遠方エリアと県外は、距離に応じて別途お見積りします。部品交換が必要な状態が見つかった場合などの追加料金の条件は料金詳細・追加料金規定にまとめています。なお、当店は洗濯機の分解洗浄サービスで、糸くずフィルターの交換品は前の章のとおりメーカーや販売店でお求めください。

松本市を拠点に長野県内へ出張しており、年中無休・お見積り無料で承っています(即日の対応は松本市内・近郊が対象です)。「フィルターは毎回掃除しているのに糸くずが付く」「新品に替えても黒いカスが出る」という方は、型番とあわせてお気軽にご相談ください。

長野・松本の洗濯機分解洗浄は「洗濯機分解ドットコム」へ

縦型19,800円〜/ドラム式29,800円〜(税込)・年中無休・お見積り無料・即日対応可・プロが完全分解

📞 050-1807-3844

✉ メールで無料相談 💬 LINEで相談

縦型19,800円〜・ドラム式29,800円〜(税込)
長野県全域・年中無休でご対応します

9:00〜18:00 年中無休 📞 050-1807-3844 写真を送って相談OK 💬 LINEで相談する 24時間受付・無料 ✉ メールで相談する