「洗いたてのタオルなのに、お客様に渡す瞬間に少し臭う気がする」——美容室・サロンで働いていると、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。サロンのタオルは1日に何十枚も回転し、皮脂や整髪料が付いたまま濡れて積み上がります。原因はタオルそのものだけでなく、毎日フル稼働している洗濯機の内部にもあります。長野・松本の洗濯機分解ドットコムが、サロンのタオル臭の原因と対策を整理します。
目次
洗ってもタオルが臭うのは「繊維に残る菌のかたまり」が原因
タオルのニオイは洗えば毎回リセットされる、と思われがちですが実際はそう単純ではありません。花王の研究発表によると、使い込んだタオルの繊維のすき間には「バイオフィルム」と呼ばれる菌のかたまりが形成され、これは洗濯でも容易には落ちないとされています。さらに、生活者のタオルではバイオフィルムが一部分に偏って存在し、ニオイが強く感じられる部分ほどバイオフィルムの量が多いという相関も報告されています。このかたまりの中には、生乾き臭がする衣類でよく見られる「モラクセラ属細菌」が高頻度で検出されたとされています。
つまり洗ったばかりでも、繊維に残った菌が水分と汚れを得た瞬間から再びニオイのもとを作り始めるということです。「乾いているうちは平気なのに、濡れた途端に臭う」という現象は、ここで説明がつきます。
ポイント:ニオイは「洗い足りない」だけの問題ではありません。繊維に定着した菌の層と、その菌や汚れを毎回供給してしまう洗濯機側の環境、この2つを同時に見直す必要があります。
サロンのタオルに残りやすい3つの汚れ
① 皮脂とスタイリング剤の油分
タオルドライでは頭皮の皮脂に加え、ワックスやオイルなどのスタイリング剤も一緒にタオルへ移ります。▶ 油分は水だけでは落ちにくく、繊維の奥に残りやすいのが厄介な点です。残った油分は時間とともに酸化して黄ばみやニオイのもとになり、同時に菌のエサにもなります。
② カラー剤・パーマ液の付着
施術中に付いたカラー剤は色残りの原因になりますが、落とそうとして選ぶ漂白剤にも注意が必要です。色柄のタオルに塩素系漂白剤を使うと、漂白力が強いために染料まで分解され、色落ちすることがあります。色柄物には酸素系漂白剤を選ぶ、塩素系に耐える生地を施術用に分ける、といった使い分けが現実的です。
③ 洗剤・柔軟剤の残り
汚れが強いからと洗剤や柔軟剤を多めに入れるのは逆効果になりがちです。花王の解説でも、柔軟剤を目安より多く入れるとパイル(タオルのループ)の立ち上がりが妨げられ、ゴワつきの原因になるとされています。詳しくは洗剤・柔軟剤の入れすぎは逆効果|適量の決め方をご覧ください。
タオルではなく洗濯機側が原因かもしれないサイン
タオルを新調しても洗い方を変えてもまた臭う。そんなときは洗濯機の内部を疑ってみてください。
- 洗い上がりに黒っぽいカスやワカメ状の付着物がまじる
- フタを開けたとき、雑巾のようなニオイがこもっている
- 市販の洗濯槽クリーナーで一時的に良くなるが、数週間で元に戻る
- 洗剤量や乾かし方を見直しても、タオルのニオイだけ改善しない
洗濯槽の裏側には、洗剤カス・皮脂・水アカ・カビが層になって蓄積します。サロンの洗濯機は1日に何度も回すため、家庭用より汚れが溜まるスピードが速いのが実情です。槽の裏が汚れていると、洗うたびに汚れと菌が洗濯物へ戻ってしまうため、タオル側だけを対策しても解決しません。
サロンの現場でできる対策と、その限界
前提として、理容所・美容所の衛生については厚生労働省の「理容所及び美容所における衛生管理要領」があり、皮膚に接する布片類は清潔なものを使用し、客1人ごとに取り替えること、使用後の布片類は洗剤等を使用して温湯で洗浄することが望ましいこと、蒸しタオルは消毒済みのものを使用することが示されています。実際に守るべき基準は各自治体の条例で定められていますので、詳細は管轄の保健所にご確認ください。そのうえで、現場でニオイを抑える基本が次のとおりです。
濡れたまま溜めない・詰め込みすぎない
使用済みタオルを濡れたまま山積みにする時間が長いほど、菌は増えやすくなります。▶ 「濡れている時間を短くする」のが、まず取り組みたいコストのかからない対策です。洗い終わったあと洗濯機内で放置するのも同様に避けたいところ。また洗濯物は洗濯槽の7〜8割を目安にゆったり動く量で洗うのが基本とされており、満杯まで詰め込むと汚れ落ちが悪くなって逆効果になります。
つけおきと高温を組み合わせる
モラクセラ菌は熱に弱いとされ、家電メーカーの解説では60℃以上のお湯に20分以上つけると死滅する、30℃程度のぬるま湯に酸素系漂白剤を入れて30分ほどつけ置きする、といった方法が紹介されています。高温乾燥が使える環境なら、しっかり乾かすところまでを一連の工程にすると再発しにくくなります。生乾き臭そのものの詳しい対処法は洗濯物の生乾き臭・部屋干し臭の原因は洗濯機?でも解説しています。
※タオルや洗濯機の耐熱温度は取扱表示をご確認ください。つけ置きは洗面器やシンクで行い、高温のお湯を洗濯機に直接入れないでください。なお、ここで挙げた60℃・20分はあくまでニオイの原因菌への対策です。衛生管理要領がいう「消毒」は、蒸し器等で器内が80℃を超えてから10分間以上保持する方法、または次亜塩素酸ナトリウム液に浸す方法が示されていますので、消毒が必要な布片類はそちらに従ってください。
月1回程度の槽洗浄
使用頻度の高い店舗の洗濯機は、月に一度を目安に洗濯槽クリーナーで槽洗浄を行うのがおすすめです。ただし塩素系クリーナー使用後は、槽内に残った成分がタオルの脱色につながることもあるため、すすぎを十分に行ってください。※塩素系と酸素系(および酸性タイプの製品)は併用・混合しないでください。有毒なガスが発生するおそれがあります。必ず単独で、時間をあけて使用してください。
ここまでが現場でできる対策です。ただし市販の洗濯槽クリーナーが届くのは槽のごく一部で、洗濯槽の裏側やパルセーターの下、ドラム式の奥に固着した汚れまでは落としきれません。「毎月クリーナーを使っているのに臭う」なら、日常のお手入れの限界に達しているサインです。
業務用洗濯機の完全分解洗浄でできること
洗濯機分解ドットコムが行うのは、洗濯機を物理的に分解して洗う完全分解洗浄です。市販のクリーナーでは届かない洗濯槽の裏側まで取り外して洗い上げるため、汚れの供給源そのものに手を入れられ、タオルへのニオイ移りや黒いカスの付着を抑えられます。作業前後は写真でビフォアフターをご報告し、どれだけの汚れが取れたかを「見える化」します。清掃業界26年の知見をもつ運営責任者が品質を管理し、縦型・ドラム式それぞれの構造に合わせて分解します。実際の仕上がりはビフォアフター事例でご覧いただけます。
なお対応機種は製造からおおむね8年以内が目安です。年数が経った機種は分解時に部品が破損するリスクがあるため、事前にご相談ください。美容室・サロンのほか介護施設や社員寮など複数台をお使いの法人様には、複数台割引・請求書払い・作業報告書の発行にも対応しています(衛生管理の記録としてもお使いいただけます)。詳しくは法人向けページ、施設向けの解説は介護施設・社員寮の業務用洗濯機の衛生管理もあわせてご覧ください。
料金について:末尾に記載の縦型19,800円〜/ドラム式29,800円〜(税込)は家庭用機種の目安です。業務用の大型機は機種と状態に応じて個別にお見積りしますので、まずは型番をお知らせください。追加料金の規定は料金詳細ページをご確認いただけます。
長野・松本のサロン・店舗からのご相談について
洗濯機分解ドットコムは松本市を拠点に、長野市・上田市・安曇野市・塩尻市など長野県内へ出張対応しています。年中無休・お見積り無料で、松本市内および近郊であれば即日での対応が可能な場合もあります。長野県内の主要エリアは出張費が基本料金に含まれています(木曽地方・北アルプス周辺など一部の遠方エリアと県外は距離に応じて別途お見積り)。費用は現地の状況とあわせて、お見積りで確定してお伝えします。営業中の店舗にお伺いするため、作業時間帯のご希望(開店前・定休日など)もご相談ください。
「新しいタオルに替えたばかりなのに臭う」という美容室・サロンのオーナー様は、まず現状の洗濯機を拝見するところからご提案します。
長野・松本の洗濯機分解洗浄は「洗濯機分解ドットコム」へ
縦型19,800円〜/ドラム式29,800円〜(税込)・年中無休・お見積り無料・プロが完全分解
